共同利用研究・公募
2023年度 共同利用・共同研究 公募要領
公募の種類
風工学研究拠点の共同利用・共同研究で公募される内容には以下の5種類が有ります。研究期間は単年度での申請となります。
(1)重点課題研究
東京工芸大学風工学研究拠点が企画・提案する重点課題を実施する共同研究です。耐風構造分野、環境工学分野で各1テーマの重点課題を設け、拠点間連携など組織的に共同研究を推進するものです。研究費の上限は各テーマ2,500千円としますが、本課題の性格上、申請を考える場合には各学内代表者にあらかじめ相談してください。
耐風構造分野:空力データベースの拡充および実務者ネットワークの構築(学内代表者:吉田昭仁)
環境工学分野:建築・都市環境分野における気流可視化技術の高度利用(学内代表者:義江龍一郎)
(2)特定課題研究
特定課題研究は当拠点があらかじめ設定したテーマに関して応募者を募り,当拠点の研究者(以下,拠点内研究担当者)と共同で行う風工学に関連した研究です。以下の特定課題に含まれると思われる研究課題については,公募要領に従って応募して下さい。今年度も昨年度同様、新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策特定課題を設定しました。屋外および室内の気流と飛沫・エアロゾルの流動や自然換気による新型コロナ感染対策、空気清浄機及び空調用フィルターの有効性に関する研究など、新型コロナウイルス感染対策に関連する風工学分野の研究を募集します。当拠点内の研究施設・装置・機器・データ等の利用に基づいて申請する時は,拠点内研究担当者と事前に打ち合わせをして下さい。また,研究成果を公表するための研究集会を併せて開催することを原則としますが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止の為、遠隔会議を推奨します。
研究費の上限は,旅費や成果発表のための研究集会開催費用を含めて600千円ですが,国内外から著名な研究者を招聘したい場合には,別途その費用も申請することができます。
- 強風防災・耐風構造分野(拠点内研究担当者:松井 正宏★, 吉田 昭仁, 金 容徹)
「激甚化する台風や竜巻等の突風による複合気象災害の要因分析と低減に関する研究」
「空力データベースを利用した構造物の荷重評価に関する研究」
「風荷重の規基準類整備に向けた構造物の風荷重・応答評価法の研究」 - 室内環境分野(拠点内研究担当者:山本 佳嗣★, 玄 英麗)
「サーマルマネキンを用いた室内気流と快適性に関する研究」
「市街地内建物の通風・換気に関する研究」
「脱炭素社会の実現・気候変動の抑制に貢献する室内環境分野の研究」 - 屋外環境分野(拠点内研究担当者:義江 龍一郎★, 玄 英麗)
「都市の風通しと汚染物質・危険物質拡散に関する研究」
「都市の風環境・熱環境に関する研究」
「脱炭素社会の実現・気候変動の抑制に貢献する屋外環境分野の研究」 - 分野横断型・異分野連携型(全拠点担当者)
風工学に関連する複数分野の研究者が分野の枠組みを越えて,取り組む横断的共同研究(分野横断型),または従来風工学に関連しなかった分野の研究者との横断的共同研究で,その分野と風工学分野の双方にメリットがある共同研究(異分野連携型)。たとえば、CO2排出問題やプラスチックの海洋廃棄問題など、長期間スケールの地球環境問題を解決するような研究テーマが挙げられます。この分野に応募する場合は,異なる分野から参加する研究者すべてにどのようなメリットがあるかを申請書に明記してください。 - 新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策特定課題(拠点内研究担当者:山本 佳嗣★,義江 龍一郎,玄 英麗)
★:学内分野責任者
(3)一般課題研究
一般課題研究は申請者が風工学に関連する研究テーマを設定し,拠点内研究担当者と共同で行う研究です。「強風防災・耐風構造」,「室内環境」,「屋外環境」,「分野横断・異分野連携型」の4つの分野の特定研究課題を参考にして申請して下さい。当拠点内の研究施設・装置・機器・データ等の利用に基づいて申請する時は,事前にご相談下さい。研究成果を公表するための研究集会を併せて開催することを原則としますが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染防止の為、遠隔会議を推奨します(事務局でもサポートできますので、拠点担当者にご相談ください)。
研究費の上限は,旅費や成果発表のための研究集会開催費用を含め400千円ですが,国内外から著名な研究者を招聘したい場合には,別途その費用も申請することができます。
(4)研究集会
研究集会は申請者が集会テーマを設定し,拠点内研究担当者と共同で開催する研究集会です。研究集会は,明確な目的のもとに企画され準備されることが期待されています。「強風防災・耐風構造」,「室内環境」,「屋外環境」,「分野横断・異分野連携型」の4つの分野の特定研究課題を参考にして申請してください。研究集会開催費用として150千円を上限としますが、国内外から著名な研究者を招聘したい場合には,別途その費用も申請することができます。
(5)資金準備型共同研究
共同研究に必要な研究費を、あらかじめ双方が準備して行う共同研究です。風工学研究拠点の施設、資料等は利用することができますが、研究予算の措置はありません。申請は,随時受け付けます。希望者は拠点内担当者と協議の上、申請書を提出して下さい。なお、研究成果を公表するための研究集会は義務化されません。
申請方法
(1)応募資格
研究代表者(申請者):国公私立大学、国公私立研究機関、独立行政法人等の研究者または民間企業の研究者。特定の企業の営利活動目的ではなく、研究成果の公表や知的財産権の帰属に支障がない場合は、民間企業の研究者も応募が可能です。
(2)申請書記入要領
申請に当たっては、公募要領を確認の上、拠点内研究担当者と事前に研究課題,研究内容等について十分に協議を行って下さい。各課題には拠点内研究担当者が付き、申請者との連絡および相談に対応します。拠点内研究担当者は原則として申請者の意向に沿いますが、適切な担当者がご不明でしたら、まずは学内分野責任者(1.(1)特定課題研究参照)とご相談下さい。
申請は「「2023年度東京工芸大学風工学研究拠点 共同研究申請書」に必要事項を記入し、下記に従い提出して下さい。なお、次年度においても新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止を目的とした外出自粛や国内・海外の移動制限などが実施される可能性があります。そのような場合において、どのように研究計画を変更して対応するかについても申請書内に記載して下さい。対応のために風工学研究センターや拠点担当者の協力が必要な場合は事前にご相談下さい。
(3)提出先およびスケジュール
特定課題研究、一般課題研究、研究集会それぞれの申請書に必要事項を記入の上、提出期限までに下記宛先まで電子メールにてWordファイルを添付してお送り下さい。申請受理翌日までには受理確認メールをお送りします。受理確認メールが届かない場合には、下記の風工学研究拠点事務室までご連絡ください。
提出先:東京工芸大学 風工学研究拠点事務室
E-mail:
スケジュール
- 応募締め切り:2023年2月28日(火) 注)
- 採否通知・研究経費決定:2023年5月(予定)
- 参加者名簿・誓約書・所属機関長の研究参加承諾書 提出期限:採択通知から約1月後
- 成果報告提出期限:2024年4月下旬
注) 資金準備型共同研究の申請は随時受け付けます。
(4)選考および採択通知
共同研究の採否は、学外の有識者および拠点内研究担当者で組織された風工学研究拠点運営委員会にて審査の上決定し、研究代表者に通知致します。
(5)問い合わせ先
使用設備、研究課題、具体的内容、実施希望時期、その他につきましては、下記の拠点内研究担当者と十分打ち合わせをして頂きますようお願い致します。
東京工芸大学 風工学研究拠点 拠点内研究担当者(大学院 建築学・風工学専攻所属教員)
- 強風防災・耐風構造分野(拠点内研究担当者:松井 正宏★、吉田 昭仁、金 容徹)
- 室内環境分野(拠点内研究担当者:山本 佳嗣★、玄 英麗)
- 屋外環境分野(拠点内研究担当者:義江 龍一郎★、玄 英麗)
★:学内分野責任者
※その他の詳細については、下記の共同利用・共同研究募集要領をご覧下さい。
2023年度 共同利用・共同研究募集要領
( PDF →[ ダウンロード ] )
2023年度 東京工芸大学風工学研究拠点 共同研究申請書
( Word →[ ダウンロード ] )